まず申し上ぐべし。
安住殿は、休まれたわけではない。
ただ、わがタイマーの設定が迷走し、
殿の御声が、しばし我が家より遠のいてゐたのみ。*1
されど、いまや再びその声、
朝の空気をやはらかに裂きて響きぬ。
いかに夜更かしをいたせど、
殿の声流るるとほぼ同時に瞼ふと軽くなり、
「おお、今日も生きておる」と思ふ。
まこと、これぞ安住大明神*2の御加護にてあらむ✨
効能? なし。
理由? たぶん気のせい。
されど人の心とは、理屈を超えたるものにて、
耳に馴染みたる声ひとつで、一日の調子さへ定まるものなり。
さて、土日。
同じ時刻にタイマー仕掛くれど、起きぬ。まったく起きぬ。
「え、なぜ?」と問ふまでもなく、答へは明白なり。——安住殿、そこにはおられぬ。*3
金曜? まあ、細かきことは申すまい。
愛殿もよし。されど、やはり主君の座は動かず。
かくて、わが朝の目覚め、
安住殿の声によりて定まりぬ。
スマホのアラーム? 鳴っておるに違ひなし。
されどあれは“音”、安住殿の声は“風情”なり。
⸻
朝に安住殿を聞き、夜に福山殿*4を聞く。
世の声とは、かくも人を支配するものか。
⸻
……などと格好をつけて書きながら、
実際は「よっしゃ、今日も起きられた!」とニヤつく、
ただの庶民のわらはなり🤣*5
